- 2019/10/15
- 作業事例
2013年シルバラードK-2500ミッション異常修理
シルバラードK-2500 DURAMAX修理です。
走行中、突然トランクションコントロールのランプとインフォメーションが出ます。
これが点灯すると変速不良とシフトショックが発生します。早速コンピューター診断です。
DURAMAXはミッション用のコンピューター(TCM)を使用しています。どうやらTCM関係の不良でトラブルが起きているようです。診断機ではTCM本体が悪いとは出ないので、いきなりTCMを交換するわけにはいきません。まずTCMの電源やアース、その他センサーに行く配線等をマニュアルを見ながら調べていきます。
今の車はデータ通信もしているのでデータはサーキットテスターだけじゃ調べられないのでオシロスコープ使用して正常な波形が出ているかも点検していきます。
コンピューターで制御を行なっている場合はこのように地道に配線を調べて何が悪いか調べていきます。今回の場合はTCM本体の不良でした。
部品を手配し交換となります。
新品でモジュールと名の付くものは中身にデータが入っていないので、そのまま取り付けしても作動しません。GM純正のオンラインテスターMDIを使用してオンラインでデータを取得しプログラミングを行います。
プログラミング終了後ランニングテストを行いトラブルは入らず無事に完了です。
このようなテスターが無いと車が直せない時代になってきてますね。
takahashi